前日のパーキングブレーキにつづいて、操作系の話を。
ポルシェのシフトレバー周りには、ぐるりとボタンが「機能的」に付いています。
乗ってみて、このボタンに戸惑いを覚えるようなことはありません。
左右独立のエアコン操作系などは、当然のことですがボタンが左右対称にならんでいて、整然とした佇まいを感じます。
この操作系のボタン群は、とても良く考えられた配列だと思うのですが、ひとつだけ難点があるのです。
写真をみていただければわかるのですが、ハザードランプのボタンが助手席側にあるのです。もともとが左ハンドル車として設計されているからでしょうね。
走行中にハザードボタンを押すときなどは、腕を一直線に伸ばして、最短距離でボタンにタッチしたいもの。ですが右ハンドル車の場合、その軌道上に、シフトレバーがゴールキーパーのように立ちはだかっているのです。しかたなく、腕をよじって、ループシュートのような軌道でシフトレバーの頭上を越えて、ゴールを決める必要があるのです。
左ハンドル車なら、ガラ空きのゴールにらくらくゴールを決めている場面です。
まあ、しかたないですね。欧州車なんですから。