ほどよく詰まった高速道路で、眠たいスピードで走らざるを得ない時ってありますよね。そんな時は、私の場合、PAに入って顔を洗って、自販機で冷えた缶コーヒーを買って、それを開けずに首筋に当てたりしながら、もちろん口にはクールミントを含みながら、睡魔と闘っていたのでした。
ところが1年ほど前に、ついに「こくり」をしてしまいました。
一瞬だと思いますが意識が飛んで、白線をずるっと跨いでいまったのでした。
運が悪ければ事故ってました。
そのとき思いました。次にクルマを買うときは、レーンキーピング必須だと。
それでマカンに「レーンキーピングアシスト」を付けました。
幸い、まだ、走行中に意識がとぶような経験をマカンではしていませんが、これまでわりとアシストは作動しています。65キロ以上の走行でオンになるとのことで、一般道でもそのスピードで白線を踏むと、警告音とともに、ハンドルがぐぐっと固くなり、舵を戻すように促すのです。
この「ぐぐっと」感が、たならないのです。
ただでさえ重たいポルシェのハンドルが、かたくなになって入力を拒否。そのさまは、まるでハンドルに宿った舵角職人が「へたくそ! ほら、こうだろ」と背中で教えてくれるようなイメージなのです。
マカンのことを、カイエンとの比較からか「コンパクトSUV」と表記する記事なども散見されますが、実は車幅が1923ミリもあって、全然コンパクトではありません。むしろLサイズの領域なのです。
舵角職人さんには、居てもらったほうがいいですね。